地下鉄バスセンター前駅・大通駅より徒歩1分の心療内科・精神科・睡眠外来 30年以上精神医療に従事してきた女性医師による診療

地下鉄バスセンター前駅・大通駅より徒歩1分の心療内科・精神科・睡眠外来 30年以上精神医療に従事してきた女性医師による診療

過眠症

過眠症の主な症状

以下のような症状が長期間にわたって続いている場合、過眠症が疑われます。

  • 日中に強い眠気があり、我慢できずに寝てしまう
  • 睡眠時間を十分確保しているのに、常に眠い
  • 突然強い眠気に襲われることがある(ナルコレプシーの可能性)
  • 一度寝てしまうと、起きるのが非常に困難
  • 頭がぼんやりして仕事・勉強に集中できない
  • 朝起きられず、遅刻が多くなる

こうした症状により、仕事・学校・家庭生活に支障が出ることが少なくありません。

過眠症の主なタイプ(疾患分類)

過眠症にはいくつかの種類があり、それぞれ原因や治療方法が異なります。

  • ナルコレプシー(Narcolepsy)
    突然、耐えがたい眠気に襲われ、意図せず眠ってしまう病気。感情が高ぶったときに力が抜ける「情動脱力発作(カタプレキシー)」を伴うことがあります。
  • 特発性過眠症
    夜に十分眠っても眠気が取れず、日中に強い眠気が続く。ナルコレプシーとは異なり、情動脱力発作は起こりません。原因ははっきりしないが、脳の睡眠調節機能の障害と考えられています。
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの二次性過眠症
    いびきや無呼吸によって夜間の睡眠が浅くなり、日中に眠気が残る。特に肥満の方や中高年男性に多くみられます。

過眠症の診断と治療法

過眠症は、症状の詳しい聞き取りと、睡眠の質・パターンの把握が重要です。

  • 診断
  • 睡眠日誌やエピワース眠気尺度などのチェックリスト
  • 睡眠ポリグラフ検査(PSG)
  • 複数睡眠潜時検査(MSLT)
  • 治療方法
  • 薬物療法
    覚醒を促す薬剤(モダフィニルなど)を使用、適応や副作用に配慮しながら、必要最低限で使用
  • 原因となる病気の治療
    睡眠時無呼吸症候群がある場合はCPAP治療など、うつ病などの精神疾患が原因の場合は、精神科的治療を併用
  • 生活習慣の改善
    規則正しい睡眠リズムの確立、30分以内の短時間の昼寝、食事・運動・ストレス管理

このようなご相談が増えています

  • 寝ても寝ても眠気が取れない
  • 日中に強烈な眠気に襲われて困っている
  • 毎朝起きられず、社会生活が難しくなっている
  • 睡眠外来を受診すべきかわからない
  • 自分の眠気が「病気」なのか判断がつかない

過眠症は、単なる「怠け」や「疲れ」ではなく、れっきとした病気です。
ご本人だけでは判断しにくいことも多いため、違和感があればお気軽にご相談ください。

「眠気」は、心と体からの大切なサインです

過眠症を放置していると、仕事や学業、人間関係にも大きな影響が及びます。
また、うつ病や自律神経失調症が隠れていることもあります。

当院では、あなたの眠りと生活をトータルに支える診療を行っています。
「自分の眠気は普通じゃないかも」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

「つらい」「くるしい」と感じているあなたへ

受診することは、弱さではなく、“自分を大切にする選択”です。
あなたのペースで、一緒に整えていけたら嬉しいです。

「迷っている」「一度話だけでも聞いてほしい」という方も、どうぞご遠慮なくご相談ください。
あなたが気持ちを軽くできる場所でありますように。

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