パニック障害の症状
パニック障害では、以下のような身体・心理症状が突然あらわれます。これを「パニック発作」と呼びます。
- 身体症状
- 急な動悸、胸のドキドキ
- 呼吸が苦しい、息が詰まる感じ
- めまい、ふらつき、気が遠くなる感覚
- 発汗、震え、手足のしびれ
- 胸の圧迫感、吐き気
- 「このまま死ぬのでは」「おかしくなりそう」といった強い恐怖
- 心理症状
- 「また発作が起こるのでは」と日常生活にも強い不安を感じる(予期不安)
- 発作を避けようと外出できなくなる(広場恐怖)
- 一人で電車・バスに乗れない、人混みが怖くなる
- 通勤、通学、旅行、買い物、エレベーターなども避けてしまう
- 何科に相談すべきか分からず、ひとりで悩み続けてしまう
パニック障害の診断と治療
- 診断
- 問診を中心に、症状の出方や生活への影響を丁寧に伺い、他の疾患(心臓病、甲状腺の病気など)との区別をつけながら診断します。
- 治療方法
- 薬物療法:抗不安薬や抗うつ薬で脳内の不安を調整、発作の頻度や強さを和らげ、予期不安を軽減
- 精神療法:症状の理解と対処法を身につける
- ライフスタイルの調整:睡眠・食事・運動のリズムを整える、過労を避け、ストレスを抱え込みすぎない生活へ、リラクゼーション(呼吸法やマインドフルネス)も効果的
よくあるご相談
- 突然、心臓がバクバクして息が苦しくなった
- 検査では「異常なし」と言われたが、不安が消えない
- 発作が怖くて外出できなくなってきた
- 電車やエレベーターに乗るのが怖い
- 周囲に理解されず、ひとりで悩んでいる
パニック障害は、「気のせい」や「甘え」ではありません。
脳の働きのアンバランスによって起こる、治療が可能な病気です。
「また起きるかも」という不安に振り回されている毎日から抜け出すために、当クリニックの相談してみませんか?
不安の連鎖を断ち切るために
発作が怖くて外出できない、仕事に行けない、人と会えない…。
そんな日々の中で、自信を失ってしまう方も少なくありません。
あなたが今感じている不安や苦しみは、改善できるものです。
当クリニックでは、安心できるペースで、無理のない治療をご提案しています。
「どうせわかってもらえない」とあきらめず、まずはお話を聞かせてください。